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PROFILE

塚原 琢哉

塚原 琢哉 Takuya Tsukahara

1937年、東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。1974年に、写真家アンセル・アダムスの招きで、「ある一つの世界」展をカーメル・サンセット・センター(カリフォルニア)で開催。同展をポーランド8都市で巡回。1975年に、文化庁芸術家在外研修員として、フランス、ポーランドに滞在。1976年にヨーロッパ写真連合ユーロフォトの会員となり、1979年にはポーランド芸術写真家協会名誉会員となる。1996年、「マリア幻想」の撮影を完了。ローマ法王ヨハネ・パウロ2世に謁見し、ポートフォリオを献上。1992年、ポーランド共和国黄金功労勲章を受章。2010年、ポーランドの重工業廃墟を撮影し「シレジア」を東京工芸大学写大ギャラリーで発表。

http://fototapeta.art.pl/fti-ttmgp.html

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黒いマドンナに捧げる巡礼

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MESSAGE

世界がテロと報復、経済の混乱に満ち満ちている今、私がいちばん撮りたかったポーランドの巡礼、それは22年前の社会主義時代最後の巡礼の熱気が忘れられないからだった。弾圧と言論とを封じられた時代を、自ら決別したポーランド連帯とカトリック市民が、苦しみを訴えたのが、ヤスナグラ修道院に納められている黒いマドンナと敬愛し、慕われてきたイコン聖画に捧げる巡礼である。長かった20世紀の悪夢から解放され、やっと手に入れた自由、彼らこそ平和を味わってほしい。

毎年8月15日に行われる聖母被昇天の大ミサに、徒歩で巡礼の旅を続ける人たちの顔には以前とは違った明るさが表情にみなぎっていた。自由を約束したポーランドの母に捧げる感謝の巡礼は、子供も老人も、若い男女、そして車いすの人も、背中に担いだスピーカーから流れるロック調の聖歌を歌いながら行進した。平和への祈りが永遠に続いてほしい。そして、21世紀が再び戦争の無い世界になるように、私も彼らの巡礼に加わった。

18-270mm (Model B008)を使ってみて

私は初めてタムロンレンズを使って、巡礼を撮影するために入念にテストを繰り返した。巡礼の旅は雨の日も、風の日もあり、炎天下も、暗い聖堂内もあるからだ。レンズは重さを感じなかった。フォーカスの早さは素晴らしく、レンズ収差の無い水平の美しさが際立った。シャープネスは言うまでもなく、使い易いのが何よりで、心に残る写真を撮ることが出来たのは嬉しい。

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