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萩原 史郎 Shirou Hagihara
1959年山梨県甲府市生まれ。日本大学卒業後、株式会社新日本企画で「季刊(現在は隔月刊) 風景写真」の創刊に携わり編集長・発行人を経験。退社後はフリーの風景写真家に転向。現在自然風景を中心に撮影、執筆活動中
色は匂えど〜2011 水〜
夏刻
緑映
蒼渓
暖緑
輝水
私は「色は匂えど」をテーマのひとつとしています。これは艶やかな色が発する豊潤な匂いや、繊細な色が醸し出す仄かな香りを描くことで、日本らしい自然を表現する試みです。このプロジェクトは「瞬間と永遠」がテーマですが、それを私のテーマと重ね合わせてみようと考えました。そのためのモチーフとして選んだのは無垢の水です。
光や気象変化によって、そして見るアングルによっても色の変幻を繰り返す水。その水に瞬間の色と永遠の匂いを封じ込めたわけです。すべての作品でスローシャッターを使っていますが、水に色を練り込む手段としては適当だったようです。この作品から、瞬間と永遠を、そして水の匂いを感じていただければ幸いです。
一本のレンズだけを相棒に被写体と対峙すること。これがどれほど高い集中力を維持してくれるか、改めて知りました。高倍率ズームの頂点がここにある、そんな実感を持つことができたレンズです。