初めての鉄道ひとり旅は小学生のときでした。幼かった私は夢中で窓の外を見つめ、少しも退屈しなかったことを覚えています。
それからずっと鉄道の旅が好きです。
大好きな鉄道旅がいつしか仕事となり、気がつくと鉄道好きの女性を称する「鉄子」の愛称をいただいていました。
『瞬間と永遠』その言葉を聞いたとき、私の頭に浮かんだのはやっぱり鉄道旅です。鉄道から見る車窓風景は、瞬間ごとに移り変わっていき、決して後戻りをしません。そのとき目にしたシーンは、そのときだけのもの。だからこそ瞬間ごとの風景が愛おしく、それが永遠の記憶になって心に焼きついていきます。
初めての鉄道旅から、もう幾とせ。今も変わらず私は列車にゆられながら窓の外を見ているのがとても好きです。ここに登場する作品も、Model B008と一緒に夏の北海道を旅しながら、愛おしい思いで見つめていた車窓風景です。